もう鳥肌というか,歓喜というか,感無量というか,そのシーンは忘れる事の出来ないものです。IWではアベンジャーズが集合する事なく各地で戦っていたので負けた説があるくらいなので,スクリーンいっぱいに全員集合シーンは本当にシリーズ集大成!AoUラストで言おうとしているであろうシーンもありましたが,やっぱりこの時の為に引っ張ってましたね)
(というか復活したスカーレット・ウィッチが強過ぎる!
IWで愛する人を目の前で殺されたので怒り狂っていたというのはあると思いますが,キャプテン・マーベルと2人で映画完結するんじゃないかと思うほど強かった!キャプテン・マーベルもサノスの戦艦を単独で撃破出来るだけの力を持っているし,サノスとタイマンを張れるのはスカーレットとマーベルだけですね。マーベルは油断してサノスに負けましたけど・・・
慢心、油断、環境の違いとはまさにこの事
マーベルは彼女を動かしまくると映画が終わってしまうので仕方が無いですがもう少し活躍して欲しかったかな〜)
スパイダーマンがインフィニティ・ガントレットを運んでいる時に
加勢した女性ヒーロー集合シーンは圧巻!!
■アイアンスーツ・ペッパー(アイアンマン)
■スカーレット・ウィッチ(アベンジャーズ)
■キャプテン・マーベル(キャプテン・マーベル)
■ヴァルキリー(ソー)
■シュリ(ソー)
■オコエ(ブラック・パンサー)
■ガモーラ(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)
■ネビュラ(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)
■マンティス(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)
■ワスプ(アントマン)
女性ヒーローも増えましたね〜
しかしガントレットはサノスに奪われてしまう。
その時ドクター・ストレンジがトニーに合図を送り,トニーはサノスに飛びかかりガントレットを奪おうとしますが失敗してしまい,サノスは再び指パッチンをしてしまう。
しかし何も起こらない!!!
トニーはガントレットからストーンを取り出していた。
それを自らのアーマーに装着し指パッチン!!
サノスの軍隊,そしてサノスも塵になって消えてゆく。
(サノスの自らが敗れたのだと実感した瞬間の表情は
何とも言えないですね。)
(IWでストレンジはアベンジャーズがサノスに勝つ可能性は1400万605分の1だと提示していました。指パッチンする前にトニーとストレンジの目が合い,これがその瞬間だと目で訴えていましたね。
今がその時だと!!
まあ手でも”1”を示していましたけども。
サノスに殺されそうだった時に石を渡してまで
トニーを助けたのはまさにこの瞬間のためです。
後,トニーでないとタイムトラベルが発明出来なかったのもあると思います。
ドクターはあの時点でこの未来が見えていたが,それを言ってしまうと失敗すると明言しており,この瞬間まで黙っていました。
EGがIWと大きく違うのは,アベンジャーズメンバーが全員でサノス軍隊と戦う事。全員で戦えたからこその勝利と言えます。)
全てが共通りに出来たが,やはりトニーはインフィニティ・ストーンの力に耐える事が出来ず,仲間やペッパーに見守られながら息を引き取ります。
(トニーの葬儀の際に一堂に会するシーンで見覚えのない青年が居ますが
実は『アイアンマン3』で登場する少年ハーレイ・キーナーその人。
成長して立派な青年となってました)
正直、最初観た時は「誰?」となりましたが
トニーの葬儀の後,キャプテン・アメリカはインフィニティ・ストーンを元の場所に戻す為,一人で再び過去に行きます。
5秒後に戻る筈は彼は戻らず,代わりに池の畔のベンチに1人の男性が座っていました。それは他ならぬ年老いたスティーブ・ロジャース。
全てをストーンを返し終えた後”キャプテン・アメリカ”ではなく”スティーブ・ロジャース”としての人生を送る事を選んだ。そして”キャプテン・アメリカの楯”をサムに託しました。
過去に戻ったスティーブが家の中で最愛の人”ペギー・カーター”とダンスするシーンで幕を下ろします。
(これで失われた70年と約束のダンスを取り戻した瞬間ですね。
このダンスするラストシーンは以前から伏線がありました。
『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー』でのカーターとの約束の時と『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でスカーレット・ウィッチに幻影を見せられた時)
アイアンマン/トニー・スターク役ロバート・ダウニー・Jrとキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース役クリス・エヴァンスは今作をもってシリーズを去る事が決まっていました。EGはアイアンマンとキャプテン・アメリカの集大成でもありますので,2人とも有終の美を飾りましたね!!
脚本家のマルクス&マクフィーリーは「トニーの物語に別の結末を用意する事は考えなかった」と明かしています。
EGがトニーにとって最後の作品になるのは誰もが分かっていた事とし,トニーの死はマーベル・スタジオ側が用意してものではなく物語上必然であったとしてしています。
マルクスいわく「死なせずに済む良い理由があったなら,そちらの結末を選んでいたでしょう」とも語っています。
EGではトニー・スタークとアイアンマンという一人の人間に宿った二つの側面を象徴するセリフが登場します。
1.「3000回愛してる」
(I Love you,3000)
ラストのビデオメッセージでトニーが妻と娘に向って語りかける言葉。トニーが過去改変に行く動機にもなった娘からの言葉でもあります。
※実際に俳優であるロバートの子供の1人が実際にロバートに向けて口にした言葉だそうで,監督が脚本家に伝えた所,セリフとして採用されたそうです。
2.「ならば,私はアイアンマンだ」
(And,I am Iron Man)
第1作目『アイアンマン』のラストで発する言葉であり,EGでサノスからインフィニティ・ストーンを奪い指パッチンする直前に口にする言葉。
実はこれは製作最終段階で急遽追加されたもの。
最初はあの瞬間にトニーは何も言っていなかったのですが”私がアイアンマンだ”と言わせて物語を一周させるのはどうだろうかという事で提案され採用されました。
サノスが「私は絶対だ(I am inevitable)」と勝利を確信するのに対し,「私は絶対に折れない」という不屈の意思を表明する意味でもあります。
スティーブにとっても今作が最後の作品です。
トニーが自分の人生を見つけたと同じように
スティーブも自分の人生を見つける必要があった。
トニーは自分本位から他者の為に生きる人へと変わっていく。自ら進んで自分の人生を犠牲にするようになる。
長い間,他者の為に生きてきたスティーブはいつになったら自分自身の人生を生きられるようになるのか。利己的ではないとはどういう事なのか,如何にその境地に至るのか。
スティーブは1970年へタイムトラベルした時
ピム粒子を4本盗みます。
トニーと自分が2023年に戻る為だけなら2本で良い筈ですが
この時に手にしたのは4本。
何故か??
この瞬間からスティーブは
”自分の人生を生きる事を考えていた”のではないか?