マーベル社長が以前言っていた
「映画は長さを感じさせない事が大切」という言葉。
本当にその通りだと思います。
映画好きな私から言わせると面白い映画は何時間でも良い。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなんて全作3時間超えますし『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の完全版とか4時間超えますからね!!
それでも長さを感じずに映画の世界観に没入出来るのは
その映画が面白いからに他ならないならです。
「1分たりとも無駄がない作品」
3時間という長い上映時間の1分たりとも無駄になっていないというのが本作の素晴らしい点です。
タイムトラベルは映画の世界では古くからある手法であり同時に扱いにくい手法でもあります。
「過去を変えずに未来だけを変える」
この法則に基づいて映画は進行します。
映画によってはこの”時間”に対する定義が違うので難しいが。
基本的にタイムトラベルものは”過去のある時点で起こった出来事を起こらないように過去を改変”する事が前提です。
この法則の問題点は
「過去を改変する事で,その出来事が起こらなくなり,未来の自分は”過去を改変した”記憶を忘れる」という事。
※映画『君の名は』では
その為に瀧と三葉はお互いの記憶を無くしてしまっています。
「この5年は変えずに失った命だけを取り戻す」
という縛りはトニーの娘であるモーガンを生かす事にある。
過去(2018年:IW時空)に戻り,サノスより先にインフィニティ・ストーンを集め,サノスの指パッチンを防ぐ事は出来ますが,それをするとモーガンの存在が無くなってしまう。
その時点から世界はパラレルワールドに分岐してしまうタイムパラドクスが起こってしまうからです。
しかし「過去を変えずに未来だけを変える」のは
このタイムパラドクスを完全に無視出来る。
インフィニティ・ストーンを元の位置に戻れば,どれだけパラレルワールドが分岐しようが最終的に再び一つの世界に戻る。
”石を全て元の位置に戻す”という前提ですが。
失った命を取り戻すためには過去を変えるしかないですが,インフィニティ・ストーンのあるMCU世界では未来でも失った命を取り戻す事が出来ますので,MCUならではの解決策。
アイアンマンを観た当時はこんなに大規模なシリーズになるとは思いもしなかったですが
間違いなく映画史上最大プロジェクトとなったMCUを作ったマーベル社長ケビン・ファイギ,前作と今作を監督したアンソニー&ジョー・ルッソ監督に敬意を表したい。
11年に渡って22本の映画作品で描かれた世界観を楽しませてくれて本当にありがとうございました。
MCUシリーズは
まだまだ続きますけどね!!!(え〜
終わるのはインフィニティ・サーガってだけで!(え〜
しかもフェーズ3は次の
『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』で最終ですし。
え??
これからシリーズを観るって???
しゃ〜ないな!
この順番で観なさい!!(え〜
まあ私はもう一回観ますが!!
”I am Iron Man”
それでは。
※大分長くなりましたがこれでも結構削ったんですよ・・・
因みに今後はX-MENもファンタスティック・フォーも合流も視野に入れてMCU展開していくらしいのでこれからも非常に楽しみです!!
今年公開のX-MEN映画
『X-MEN:ダーク・フェニックス』
こちらもシリーズ最終作となっております。
理由:20世紀FOXがディズニーに買収され,MCUに統合されるから。