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ザ・ワールド!


2016/09/28(水)

 こんにちは。

最近肌寒くなってきて冬が近づいている事に歓喜している濱田です。

 

え?まだ早い?

来月はもう10月ですよ!?!(ん?

 

 

 

今回は前回の最後に予告した映画ネタでいこうと思います。

 

紹介するのは今絶賛公開中の新海誠監督作品

君の名は。

 

・・・ではなく、初劇場公開作品となった

ほしのこえ

を紹介します。

 

因みに映画「君の名は。はあまりにヒットしている為

監督東宝も予想していなかったであろう興行収入100億まで届いちゃいました!!

このレベルになると完全にスタジオジブリ並みですね。

そう考えると如何に宮崎駿が偉大だったか分かります。

しかも正月まで公開延長する事を決定し、劇場を急遽年末まで抑えたそうです。

これにより、もしかしたら200億まで届くのではないか?とも言われており、もしそうなったら色々凄い事になりそう。

新海監督の次回作へのプレッシャーが半端ない事に・・・・

 

小ネタですが

今作「君の名は。」に前作「言の葉の庭」のヒロインが登場(?)します。

明確にはされていませんが、前作ヒロインであろうと思わせる描写が存在します。

古文の先生であり、名前が雪野由香里(通称ユキノ先生)。

※しかも声優も同じ人です。

映画「君の名は。」の中で古文を教える描写があり、しかもエンドクレジットでの紹介が「ユキちゃん先生」だったので、完全に前作ヒロインです。

 

 

 

どうもありがとうございます!!(何が?

 

 

別キャラである事が分かってはいますが、こういった小ネタは面白いですよね!

 

 

 

長くなりましたが

作品紹介の前にまず新海誠作品の他作品を紹介しましょう。

 

ほしのこえ The voices of a distant star

 2002年公開

 初の劇場公開作品。

 

雲のむこう、約束の場所 The place promised in our early days

 2004年公開

 初の長編作品。

 

秒速5センチメートル a chain of short stories about their distance

 2007年公開

 連続短編作品。

 ※短編とはいってもストーリーは連続のものです。

 

星を追うこども Children who Chase Lost Voices from Deep Below

 2011年公開

 これまでの作品とかなり異なる作風。

 スタジオジブリ作品の模倣が随所に見られるのが特徴。

 

言の葉の庭

 2013年公開

 小規模公開ながら口コミで評判が広がり多くの劇場で上映延長が決定し、最終興行収入は推定1億5000万まで到達。

 

君の名は。 your name.

 2016年公開

 現在、絶賛公開中。

 興行収入100億超えの大ヒット。

 

 

<新海誠監督の作風>

新海ワールド」と称される風景描写の緻密さ・美しさが特筆され、主に少年と少女の恋愛をテーマにした作品が多い。

主人公の2人の心の距離と、その近づく・遠ざかるをテーマとしたものが特徴。

殆どの作品名に英語のサブタイトルが付いている。

 

 

因みに現在公開されている映画で「シン・ゴジラ」がありますが、ゴジラの第1作「ゴジラ」の公開された年が1954年。

同じ名前の映画「君の名は」も同じ1954年に公開されており、(こちらの「君の名は」は全くの別作品です。)62年ぶりの同名作が公開されるという非常に珍しい現象も起きました。

・1954年のは「君の名は」

・2016年のは「君の名は。」 ※句点が付いています。

 

製作会社が同じ東宝というのも面白いですね。

 

 

 

では前置きが非常に長〜くなりましたが

本題に入りたいと思います。

作品のネタバレも含まれますので、ご注意ください。

 

 

「ほしのこえ」

 

新海誠監督の初劇場公開作品。

キャッチコピー

「私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ。」

 

 

25分という非常に短い短編映画ではありますが、「監督・脚本・演出・作画・美術・編集の殆どを、新海誠監督がたった一人で行なった」という事で話題になり、当時めざましTVで特集されていたのを私は憶えています。

※コレをきっかけに新海誠作品を観るようになりました。

 

見どころは「携帯電話のメールをモチーフに、宇宙に旅立った少女と地球に残った少年の間でずれていく心の距離を描く」というもの。

 

宇宙に旅立った少女が遠くに行けばいくほど少女から送られるメールが少年に届くのに時間がかかり、その度に少しずつ少年の心が離れていってしまうというもの。

最後は少女はまだ15歳のままですが、少年は24歳まで成長してしまう。

※アインシュタインの相対性理論ですね。

この作品はラブストーリーなのか?というのは、後で補足説明します。

 

登場する二人の間に「付き合っていた」描写はハッキリとは無く、友達以上恋人未満だった二人の距離が離れて疎遠になってしまう切なさが殆どです。

 

 

そこがこの作品の味わいでありポイントでもあります。

 

 

派手さやエンタメ色・目新しさは無いし

登場人物が二人しかいない為、盛り上がりも少ないですが

これだけ人気作となったのは

少年少女の心境を丁寧に綴る新海ワールドがそれだけ人の心を打つからです。

 

 

<物語の最後のセリフ 

懐かしいものが沢山ある。

例えば夏の雲とか冷たい雨とか

秋の風の匂いとか春の土のやわらかさとか

夜中のコンビニの安心する感じとか

放課後のひんやりした空気とか

黒板消しの匂いとか

夜中のトラックの遠くの音とか

そういうものをずっと一緒に感じていたいって思ってた。


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