『猿の惑星:新世紀(ライジング)』
(原題:Dawn of the Planet of the Apes)
(2014年公開)
監督マット・リーヴス
主演アンディ・サーキス
上映時間130分
<あらすじ>
人間と同様の知性を得てエイプ(猿)となったシーザーは仲間と共に人類に反旗を翻し森の奥に逃げ込んでから10年。
1人の感染者から始まったALZ113ウイルスによる感染症猿インフルエンザは地球規模の感染を引き起こし死亡を含む重篤患者を生むパンデミックとなった。
各国の検疫体制は役に立たずパニックと混乱のうちに人類は数を減らしお互いの殺し合いに発展し人類による文明は崩壊。
ある時僅かに生き残った人間達はエイプの集落近くでエイプと接触してしてしまう。実は燃料が突きかけて人間達はエイプ集落内にある「水力発電施設」を使用する必要があった。
人間との争いを避けたいシーザーと人間を絶滅させたいコバ。
かつて実験動物として虐げれていたコバは自身の提案が却下された事でシーザーへのクーデターを画策する・・・
前作のエンディングから10年後の世界。
この映画では前作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の主人公ウィルは登場しない。映画プロデューサーは「彼らはウイルスの爆心地にいたので死んでいるだろう」と発言しています。
ただ作中ではその説明はありません。
しかしシーザーがウィルの映っている映像を見て
懐かしむ場面があり感動するシーンの1つですね。
前作に引き続き多数の猿が登場します。
CGによるリアル過ぎる映像でしかも大量に出てくるので正直どれがどの猿なのか分かりにくいという難点が・・・
モーリスだけは茶色なので分かります。
『猿の惑星:聖戦紀
(グレート・ウォー)』
(原題:War for the Planet of the Apes)
(2017年公開)現在公開中
上映時間140分
<あらすじ>
前作から2年後。猿と人類の戦争は激化し
種の存亡と地球の支配権を巡る全面戦争に発展していた。
シーザーは人類軍の冷酷非情なマッククロウ大佐率いる部隊の攻撃を受け妻子を失い悲しみに暮れるシーザーはかつてのコバのように復讐の念に憑りつかれる。
仲間たちを新天地に向かわせ自分はマッククロウを討つ復讐の旅に出るが途中で人間の脱走兵を間違って殺してしまう。
その脱走兵の元には幼い少女がおり孤児となってしまったうえに口がきけない彼女(ノヴァ)をシーザーは連れていくことにする。孤独な旅の果てにシーザーはマッククロウのアジトである巨大要塞にたどり着く。復讐の念から我を忘れて暴れた結果、猿の存亡も脅かされる絶体絶命の危機を招いてしまう。
一方で人類には予期せぬ退化の兆候が現れ始めていた・・・
三部作通してシーザーを演じたのはモーションチャプチャ俳優として地位を築いたアンディ・サーキス。
彼は『ロード・オブ・ザ・リング』でゴラムを演じた俳優。
後に同じ監督が製作した『キング・コング(原題:King Kong)』(2005年公開)でも同じようにキングコングのモーションチャプチャで出演しています。
また映画『ホビット』シリーズでも再度ゴラム役で出演。
クレジットは無いですが『GODZILLA ゴジラ』(2014年)でもゴジラのモーションチャプチャを担当しています。
ゴジラとキングコングの両方演じるとか
マジ凄い!!
この人のモーションチャプチャ演技は
他に並べる人は居ないんじゃなかろうか・・・
本作で2011年から続いたリブート三部作が完結します。
シーザーの苦悩や葛藤を軸に物語は進んでいきます。
「聖戦紀」という名前から
人間vs猿の大規模な戦争ものなのかと思いきや
全然そんな事なかったわ!!(え〜
上記にも記載しましたがラストがどうなるのか分かっている為シリアス多めのストーリーです。
これは映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』に似ているのではないか思います。
あの映画もクライマックスがどうなるのかは既成事実。
後はそれに向かって物語が進んでいきますので
ラストシーンは希望も哀しみもあるものでした。
今作もそれに近い形で物語は終了します。
これで遂に『猿の惑星』に繋がる・・・
そう思っていた時期が私にもありました。
全然そんな事なかったわ×2!!(え〜
一応は繋がるような感じのラストにはなるんです。
このまま進めば第1作目に繋がるのかなというイメージは付くのですが繋がらない所も多々あるので是非続編を作って!!
と思っていたら
更なる続編企画も計画されているそうなので
新たなシリーズとして新三部作とか製作してくれないかな?
そもそもこの三部作はリブートであって続編ではないので
無理に繋げる必要はないんですけどね。
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