こんにちは。
最近スノーボードのボードメンテナンスを終わらした濱田です。
メンテナンスでもエッジ処理やソール処理・ベースワックスや滑走ワックスなどありますが、基本的にワックス系(ベース・滑走)は道具も一式揃えているので自分でやっちゃいます!!
ワックス塗っている時はそれなりに楽しいのですが、如何せん枚数が多い(自分用以外も含めて全部で10枚以上)ので段々面倒臭くなるのが難点です・・・
前回に引き続き映画ネタで行きますよ。
「善と悪」
今回、紹介するのはクリストファー・ノーラン監督作品
「ダークナイト」
(原題:The Dark Knight)
今作はジョーカー役のヒースレジャーが本作の完成後に死去してしまった為、代役無し出演作としての遺作。
ヒースレジャー演じるジョーカーがあまりに強烈なインパクトと与える演技(キャラ作り)だった為、現在公開されている映画「スーサイド・スクワッド」でジョーカー役を演じるのは一体誰になるのか?も話題にもなりました。
ジョーカーは原作シリーズではバットマンの最強の宿敵といわれており、今作のポスターやソフトパッケージなど本来なら主人公であるバットマンになるであろう所が、その殆どが敵であるジョーカーで描かれており、如何にジョーカーというキャラが重要だったかが分かります。
今作では上映時間152分の内、約30分のシーンはIMAXカメラで撮影されており、これは劇場作品としては初である。
※コレは監督が3DよりもIMAXの方が映画として優れているという考えから、らしいです。(私も全く同意見ですね)
興行収入は最終的に10億192万ドルとなり、当時歴代4位になりました。
現在は24位に後退してしまいましたが・・・orz
今まで色々な映画を観ましたが、この映画が私の中では第1位映画ですね。
シリーズなら「ロード・オブ・ザ・リング」
単体なら断然「ダークナイト」です。
※因みに監督で一番好きなのもクリストファー・ノーラン監督です。
公開当時はアメリカ及び全世界で爆発的ヒットし、最速で歴代4位にまで上り詰めたのにも関わらず日本ではあまりヒットしなかったという経緯があります。
何故に??
因みにこの映画
ネットでは「男が好きな映画第1位だが、女が嫌いな映画第1位」とも言われており、正直複雑な気分です。
何故にぃ???
今回も前回同様、映画内容を紹介する前にクリストファー・ノーラン監督の他作品を紹介します。
・「フォロウィング」 1998年公開
・「メメント」 2000年公開
・「インソムニア」 2002年公開
・「バットマン ビギンズ」 2005年公開
・「プレステージ」 2006年公開
・「ダークナイト」 2008年公開
・「インセプション」 2010年公開
・「ダークナイト ライジング」 2012年公開
・「インターステラー」 2014年公開
・「ダンケルク」 2017年公開予定
作風は主にシリアスや人間心理を探求したものが特徴で、CGよりミニチュアなどでの特撮を好み、映画にIMAXを取り入れた第一人者でもあります。
脚本や演出にも優れており、2013年公開「マン・オブ・スティール」やその続編「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」では、製作総指揮を任される一面もある。
個人的に脚本や演出が素晴らしいと思いますが、何より演出(編集?)が素晴らしいと思います。
その場の緊張感や臨場感、場の魅せ方が非常に上手く、私のドツボに嵌ってしまい、この監督作品は欠かさず観ていますね。
それでは漸く本題に入りたいと思います。
今回も前回に引き続き作品のネタバレが含まれますのでご注意ください。
「ダークナイト」
(原題:The Dark Knight)
2008年公開。
コミック「バットマン」を原作とする実写映画。
前作「バットマン ビギンズ」でリスタートしたシリーズ2作目にあたる。
今作での敵キャラはジョーカーとトゥーフェイスの2人だが、トレーラー(予告編)ではトゥーフェイスは登場せず、また公開されるまでトゥーフェイスのポスターは解禁されなかった経緯もある。
これは監督による徹底した管理体制があり、ネタバレを防ぐと共に映画を観た者に対するサプライズだと私は思っています。
公開当時、映画を初観た私は驚きと嬉しさが入り混じった感情を持ちましたね。※今でもありますが。
<あらずじ>
バットマンが誕生して暫く経ったゴッサム・シティに新たな犯罪者ジョーカーが現れる。
顔を白く塗り、口が裂けたメイクを施したジョーカーは、正体不明の快楽犯罪者だった。
表の顔は大企業の社長であり、裏の顔はバットマンのブルース・ウェインは、ジム・ゴードン警部補、新任検事のハービー・デントと共にマフィアの悪事を摘発していく。
ハービーは街を良くするための信念を持っており、犯罪、悪と戦う覚悟を持っていた。
ウェインとハービーはレイチェルを巡って恋のライバル関係にもあったが、そんなハービーと接したウェインは彼を認め、そして本当の姿を隠してバットマンとなり、恐怖によって犯罪者から街を守ろうとする自分の正義を疑い始める。
正々堂々と悪と戦うハービーこそ真の正義だと感じ、バットマンをやめようと考える。
この映画は「正義とは何か?」に葛藤するバットマンが主体になります。
・「正義」側であるバットマン
・「悪」側であるジョーカー
この2人は宿敵であり、対極にいながら同じ恐怖の象徴として街を支配していきます。
そこに「正義」を行おうとするゴードン警部補
新たな「正義」を行おうとするバービー・デントも混ざり、物語は進んでいきます。
★狂気と正義
「死ぬような目に遭ったやつはイカれる」
これはジョーカーのセリフ。
映画の中では、ジョーカー、ハービー・デント、バットマンの3つの狂気が出てきます。
3人はバラバラなようで、奥底にあるものは皆同じであり、抗えない気持ちのやり場を向けた場所がそれぞれ違うだけ。
ハービーはそれを「正義」に向け、ジョーカーはそれを「悪」に向け、バットマンはそれを「力」に向けた。
ジョーカーが目を付けたのは、バットマン、ハービー、ゴードンの3人が「正義」を巡って内部対立が生じている事。
ジョーカーはそこにつけ込み、ハービーをトゥーフェイスへと変貌させるのです。
ではハービー、ゴードン、バットマンの3人の正義とは何だったのか?
★レイチェル爆死のきっかけ
【「正義」とは:ハービー・デント】
ハービー・デントは恋人レイチェル・ドーズを失った悲劇の人であり、後にジョーカーによりトゥーフェイスとして殺人を繰り返す殺人者となってしまう。
地方検事として働くハービーは「正義」を信じ、自分を「善」の体現者と任じていました。
ハービーはゴッサム・シティの「正義」を象徴する人物で、「悪」や「不正義」を許さない完璧な「正義の味方」だった彼こそ、市民の待ち望んだ「光の騎士」だった。