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賃貸オーナー地主はゆで蛙?!賃貸住宅の一括借上システムで失敗しないために高すぎる家賃には要注意!


2012/03/31(土)

おはようございます。

メゾネット賃貸住宅のコンサルタントの小川でございます。

 

今日はお客様から「ゆで蛙」のお話をお伺い致しました。

私は「目からウロコが落ちる」と言いますか、「解っている方は解るんだなぁ」と

とてもうれしく思いました。

 

その方は既に賃貸住宅の経営をされている方なのですが、

「おまえら業者は見積もりの段階では一括借上げだの家賃保証など言って来るが、結局最後は俺たち(地主)の負担だ」

と言う事でした。

 

「ゆで蛙」と言うのは、蛙を熱湯が入ったなべに放り込むと蛙はあわてて這い出して来るが、常温の水が入っているなべに蛙を入れてから徐々に熱していくと蛙は茹で上がってしまう」と言うお話です。(地主は蛙だと言う事でした)

 

どういう事かと申しますと、

賃貸経営も「家賃相場が6万円」の地域なのに「見積もりでは7万円」で持ってきて、

「一見、地主さんのお手元に残る家賃収入が高そう」に見えます。

これでは、地主様は建てる事に同意してしまいがちですが、

入居者目線では「同じ賃貸住宅なのに」「1万円も多い家賃は支払わない」と言う事です。

当たり前のお話です。

 

解りやすく申しますと、電車で東京まで行くのに600円で行けるのに、

業者は「新型(新築)車両ですので700円でも利用者は居ますよ」と言って「700円で見積もりを作ってしまう」と言う事です。新型車両でも5年もすると既に新型では無くなります。(賃貸経営も同じなのです)

 

利用者目線で行くと、600円で乗車できる電車に700円支払って乗車するでしょうか?と言う事です。

初めは700円を支払っても乗車する人はいると思いますが、そんな車両はすぐに「ガラガラに空いて」しまいます。

「ガラガラに空いて」しまっても、「満員として」の金額は地主さんにお支払いします。と言う事が一括借上げです。

 

そんな事を続けていたら企業(業者)の負担は大変なものになります。

(だから)建てる際、「その分を上乗せ」して「建築して」小出しに地主さんに支払うのです。

それでも「そんな事」は30年も続くわけはありませんので、途中で「相場に合わせた家賃に落とす」事になります。

既に建物を建ててしまっている地主様は業者の言いなりになるしかありません。

これは(初めに)地主様も「最低限」相見積もりを取るなど、ご自分で出来る事をしなかったなど、

全てが業者の責任ではありません。(相見積もりを取っていたら「そう」にはなりにくいので)

 


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