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人生とは?


2017/07/05(水)

こんにちは。
最近スキューバダイビングを行く日を決めた濱田です。
ここまで来れば後は行くだけ!潜るだけ!!
とはいかないんですよね・・・
車の運転というものが存在する以上!
それでも潜れる事を考えれば楽しいですけどね。


今回は予告編を観た段階から期待度MAXだった
映画の感想を書いていきます。
タイトルに書いたので気付いた方もいると思いますが
今回観た映画は「メッセージ(原題:Arrival」です。

断言します!
この映画、単なるエイリアン襲来SF映画と侮る事なかれ!
題名の通り「メッセージ」性の強い
ヒューマンドラマ映画であると!!

毎回の如くネタバレも含まれるので
映画をこれから視聴される方はご注意下さい。

ではいきますよ。


『メッセージ』
(原題:Arrival
2017年5月17日 日本公開
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
主演 エイミー・アダムス

メッセージ.jpg

テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を基にエリック・ハイセラーが脚本を執筆しドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務めた2016年のアメリカ合衆国のSFドラマ映画である。(Wikiより抜粋)

<あらすじ>
ルイーズ・バンクは娘との様々な記憶を思い出していた。
娘が生まれた時の記憶。
幼少時の記憶。
そして病気で娘に先立たれた記憶。
様々な記憶が脳裏に蘇っていた。
ルイーズは言語学の大学教授でその日、講義を開始した途端、臨時ニュースが流れた。
アメリカを含め、日本、中国、イギリス、パキスタンなど
世界中で同時に12箇所に地球外の飛行物体が現れた。
その日は休講となり、世界中は大混乱に陥った。
翌日も大混乱が続く中、独り大学へ出勤してみたが
キャンパスに人影は見当たらなかった。
ルイーズが研究室でパソコンを眺めていると
そこへウェーバー大佐がやってきた。
過去の軍隊への協力実績から
異星人とのコンタクトへの協力要請だった。
その夜、大佐はルイーズを自宅まで迎えに来てアメリカでの異星人の出現場所モンタナ州のサイトまでヘリで移動した。
ヘリに同乗していたのは物理学者のイアン・ドネリー。
ルイーズとイアンは、共同で謎の知的生命体との意思疎通をはかる役目を担う事となり、“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを探っていくのだが……。




この映画のテーマは
言葉の通じない相手との交流映画ではなく
自分の人生」という不思議な映画です。

ポイントは2つ
特にAが映画の一番のテーマでありメッセージであると思う。

@「言葉が通じない」
この映画に出てくるエイリアン言語は「表義文字」と呼ばれるもので、前後左右がなく物事の循環を象徴する「円環文字」。
これは彼らの文法の中に「過去・現在・未来」の時制がなく、全ての出来事が同時に起こっているというもの。
人の言語は右から左、上から下へと順番に流れる為
因果関係を伴った時間の流れを感じるもの。
この全く違う言葉を持つ種族が交流しようとする所で
物語は始まります。
しかし言葉の通じないのは人間同士でも同じ事。
ただこれだけで「勘違い」が生まれ
意思疎通が出来なくなる。
本当は良い人なのに言葉の壁で問題が生じる。
それでも理解しようとする心、相手を受け入れようとする気持ちが大事なのだと認識させてくれる。

A「自由意思は存在するのか?」
もし時間という概念が消え去り物事の因果関係に意味がなくなった世界で人生があらかじめ運命として決まっていたとしたらどうなるのか?
主人公ルイーズのようにそれを受け入れて生きるとし過去・現在・未来の概念がなくなった時、自由意志は存在するのか?

ーーーーー<ネタバレ>ーーーーー
映画のラストでルイーズは未来に起こる出来事を
全て今「知り得ることが出来た」。
夫との離別や娘の病死など現在の延長線上に必ずしも明るい未来が待っているわけではない事を知りながら、それでもイアンのプロポーズを受け入れ
予め決まっている未来を敢えて受け入れる。
ここに自由意思は存在しないと思う。
決まった未来を見て感じて知って
その未来に向かってその未来になるべくして行動するから。

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