こんにちは!阿久津です。
今年もプロ野球のドラフト会議が10月23日に開催されます。
今年は注目選手が少ないのもあって、不作の年なんてと言われているみたいですが、
毎年ドラフトではドラマが起こるので、今年も楽しみにしています。
さて、ドラフトで入団する選手がいれば、戦力外通告を受け退団する選手もいるのがプロ野球の世界ですが・・・
例えば、今年のドラフトで指名されて入団した選手は、10年後どのくらい残っているのでしょうか?
先日、興味深いデータが載っていました。
この表はドラフトで入団した選手が、現在もプロ野球界に在籍しているかを年度別にまとめたものです(メジャーリーガーは除外)。
当然ですが、直近になればなるほど在籍率は高くなっています。
10年前ともなると4割も残っていないことが分かります。
プロは一流選手しか生き残れない、厳しい世界だと改めて気づかされます。
この表は球団の視点から、指名した選手が日本プロ野球界に在籍しているか表しています。
12球団を見渡してみると、巨人がとても低い数値(54.0%)になっています。
理由としては育成選手が大きく関わっているようです。
巨人はドラフトで他球団の倍以上の育成選手を指名しています。
育成選手は3年間の契約期間で結果が出なかった場合は戦力外を通知される為、
低い在籍率になっていると思われます。
巨人の松本哲也や山口鉄也など育成出身で活躍するケースもあるので、どの球団もできることなら才能のある若い選手を多く採りたいのですが、費用が掛かる為、現実的には資金力がある巨人にしか出来ない戦略
のようです。
巨人とは逆に、在籍率が高いのが西武と日本ハムで70%を超えています。
こちらの理由も育成選手に関係があり、
例えば日本ハムはこれまで育成選手の獲得はゼロ。
両球団ともに在籍する選手の出場機会を与えるため、育成選手獲得に消極的になっています。
その甲斐あって日本ハムでは、大谷が二刀流に成功したり、生え抜きレギュラーが多くなっています。
限りある戦力を底上げすることでチーム力を上げようとする西武や日本ハム、
資金力を生かし、多くの金の卵の中から戦力を発掘する巨人、
各球団のドラフト獲得選手を見てみると、その球団のビジョンが見えてきて面白いですね。
では、また7のつく日に♪
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